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冬遊びアイテム 紫外線計

冬場の紫外線量は夏場に比べて少ないものの、スキー場などでは、地表の雪からの反射は多く、思いの外紫外線量が多かったりします。また標高や天候によっても紫外線量は変わってきます。手軽に持ち運べる紫外線計で、実際の紫外線の強さを確認し、肌トラブルの回避や、目の保護に役立てましょう。

紫外線計の押さえておきたいポイント

紫外線の種類

紫外線は波長により、A領域(UV-A;波長315~400nm)、 B領域(UV-B;波長280~315nm)、C領域(UV-C;波長100~280nm)に分けられます。紫外線は宇宙空間から大気を進む間に、オゾンによる吸収や、空気中のいろいろな粒子による散乱などを受けてしだいに弱くなります。UV-Cは大気中ですべて吸収され、地上まで到達するのは、UV-AとUV-Bになります。

紫外線の強さ

地上まで到達するUV-A、UV-Bを比べると、より波長が短くエネルギーが高いUV-Bが人体への影響度は大きいです。世界保健機関(WHO)では、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示す指標として、UVインデックス(UV指数)を活用した紫外線対策の実施を推奨しています。 UVインデックスは世界共通の指標として活用されています。

​SPFとPA

SPFとは(Sun Protection Factor)の略であり、肌が赤くなる日やけの原因になる紫外線B波(UVB)を防ぐ指標として使われます。数字が大きいほど紫外線B波(UVB)を防ぐ効果が高くなります。SPF値が高ければ、紫外線を防ぐ力が強いと思われがちですが、むしろどれだけ長い時間紫外線を防げるかを表します。またPAとは(Protection Grade of UVA)の略であり、紫外線A波(UVA)を防ぐ効果の目安になります。UVAは波長が長く皮膚の深くまで届き、エネルギーが弱い分、じわじわと肌に影響を与えてシミやしわの原因になると言われています。

紫外線と高度

紫外線は上空から地表に達する間に大気の影響を受けながら次第に弱くなります。高度が高いと地表に比べて大気の影響が少なくなるため、その分紫外線は強くなります。一般に、高度が1,000m高くなるとUVインデックスが10%増えるとされています。また高度が高く雲の影響がほとんどない場合など、さらに紫外線が強くなることがありますので、紫外線計での実際の数値を確認するのは有効かと思います。

紫外線と雲

雲がある場合は、太陽光が雲により遮られるため、紫外線量も弱くなります。雲のない場合の紫外線量を100%とすると、一般的に雲のある場合は80~60%ほどの影響量になります。しかし雲の状態によって、例えば雲が多くても強い日差しがある場合など、晴天時よりも強い紫外線量になることもあるため注意が必要です。

紫外線の地表からの反射

紫外線の地表からの反射は、地表の状態により大きく異なります。新雪で80%、砂浜で約20%、水面で約15%、草・土では10%以下となります。新雪では80%もの紫外線が反射されるため、冬場の雪山では上空からの紫外線量は少ないとしても、晴天時などは相当量の紫外線を浴びることになります。十分な紫外線対策を行いましょう。

エンペックス 紫外線チェッカー

UVインデックスによる紫外線レベル表示と、現在の必要目安となるSPF値を表示します。また季節性インフルや、熱中症のレベルも段階表示することができます。その他、温度、湿度測、LEDライト搭載、ストラップ付きなど、日常的に使いやすいアイテムです。

価格 ¥3,200(税込み)

特価(不定期) あり

UVインデックス範囲:0~19.9。

温度範囲:-9.9~50.0℃。

湿度範囲:20~90RH%。

サイズ:76X39X12mm

​スマートフォン用UVチェッカー

スマートフォンと連動することで紫外線量が測定できるアイテム。小型で携帯性に優れます。同系統の製品として、放射線量や電磁波を測定できるモデルもあります。

価格 ¥2,980(税込み)

UVインデックス範囲:0~12。

UV照度:0~6mW/c㎡。

サイズ:直径10X長さ46mm。6g。

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